北京冬季オリンピックの開幕後、マスコットの「ビンドゥンドゥン」は広く歓迎されている。おバカなパンダは、氷雪スポーツのシンボルであるアイスクリスタルのシェルを身にまとい、顔の周りにはカラフルな「アイスリボン」をあしらい、愛らしさと技術的な先進性を兼ね備えている。

　中国全土の人々が「ビンドゥンドゥン」関連のお土産を買い、訪れた友人や親戚へのプレゼントにしたり、大会ではメダルを獲得した選手が金の花輪に囲まれた「ビンドゥンドゥン」を掲げて勝利の喜びを分かち合ったり、冬季オリンピック村では遠方から来たお客さんに「ビンドゥンドゥン」枕などの関連用品が喜ばれたり.........。

　1990年の北京アジアスポーツ大会のマスコット「パンパン」から、2008年の北京オリンピックマスコットの一つ「ジンジン」、そして現在の「ビンドゥンドゥン」まで、パンダは中国伝統文化の古典的イメージとして、世界にこの土地の物語を伝え、友情と愛情を伝えている。

　冬季オリンピックと旧正月が重なり、中国の民俗文化と冬季オリンピックをテーマにした要素が巧みに融合され、誰もが感嘆の声を上げた。2月5日、モナコ国家元首であるアルベール2世が「ビンドゥンドゥン」型の人形作りを体験し、双子にプレゼントするために、スタッフにもう一つ作るのを手伝ってほしいと頼んだ。

　北京冬季オリンピック組織委員会の報道官である趙衛東氏が語ったように、「ビンドゥンドゥン」の人気は北京冬季オリンピックの熱気を反映しており、「3億人を氷雪スポーツに参加させる」効果があるという。「ビンドゥンドゥン」がもたらす氷雪熱は、まだまだ続くと思われる。