陜西省考古博物館が完工

ソース:人民日報作者: 2022-04-19 10:26

  考古学をテーマとした博物館「陜西省考古博物館」が4月16日に西安で正式に完成し、近日中に開館する予定。

  陝西省考古博物館は、秦嶺山脈の南に位置する西安市長安区にあり、中国工程院院士である張錦秋の設計によるものである。唐の時代の様式でデザインされ、秦嶺生態区と調和するように景観が整えられている。博物館の全体レイアウトは、オープンエリアとワーキングエリアに分かれ、施設は統合され、考古学的発掘から保存、研究、解説、展示、普及までの一連の分野を開放している。5,800平方メートルの屋内展示スペースで、138のプロジェクトと4,218グループ、5,215点の遺物が展示されており、そのうち90%以上が一般公開されるのは今回が初めてである。

  「考古学」をテーマに、文化財と発掘の背景を組み合わせ、遺跡を考古学的に解釈し、考古学と考古学者の物語を語り、中国考古学と陝西省における考古学の発展を概説し、中国文明の多様性と統合の全体的特徴を示し、一般の人々が考古学に近づき、考古学を理解し、遺産保護の成果を社会と共有できるような博物館を目指す。

  当館の常設展示は「考古聖地、魅力陝西」をテーマとし、「考古歴史」「文化系譜」「考古発見」「文化保護技術」の四つの章に分かれている。臨時展示室 では、主に最新の考古学的大発見やテーマ別の研究成果などを展示している。屋外には、野外考古学のテーマ別展示コーナー、時代を超えたレンガ積みの展示コーナー、陶器や石の彫刻などの展示コーナーがある。

編集:张懿程

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