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外国人観光客を引き付ける漢服文化 中国・浙江省西塘古鎮

2025-12-17 11:03:01 来源:新華社

3日、西塘古鎮で漢服姿で写真を撮る米国人観光客のバレリーさん。(杭州=新華社配信)

​中国浙江省嘉興市の古い町、西塘古鎮では2013年に第1回漢服(漢民族の伝統衣装)文化ウイークが開かれて以来、「穿漢服、遊西塘(漢服を着て西塘を訪れること)」が地元の文化観光の新たな代名詞となっている。古鎮の中の小さな橋や水路、屋根付きの回廊、古い路地など自然の景観と展示された漢服が「天然の舞台」となり、観光客の鑑賞体験を大きく向上させた。

古鎮内の旅行撮影店では、米国ニューヨークから来たバレリーさんが店主の選んだ漢服に着替え、撮影体験に臨んでいた。バレリーさんはカメラマンの指導を受けながら、庭園の回廊で明代の女性の立ち居振る舞いを練習し、ポーズを決めた。

西塘漢服文化ウイーク2025に参加する外国人観光客。(11月2日撮影、杭州=新華社配信)

バレリーさんは、目で「見る」だけでなく体で「体験」「学習」したことで、中国文化をよりリアルに感じることができたと話した。

景勝地管理などを手がける地元企業の浙江西塘旅游(観光)文化発展の徐麗群(じょ・れいぐん)さんによると、西塘古鎮は十数年前から漢服を担い手に、演劇や旅行撮影、定期市などを融合したさまざまなイベントを展開してきた。中でも継続的に開催されている「西塘漢服文化ウイーク」や「西塘花鑑賞シーズン・漢服十二花神」などのイベントは有名で、世界中から100万人以上の中国文化愛好家が訪れるという。

西塘漢服文化ウイーク2025を楽しむ漢服愛好家。(11月2日撮影、杭州=新華社配信)

古鎮は、外国人観光客の受け入れ環境の整備に努めている。中国語に加えて英語、日本語、韓国語など多言語に対応するガイドや国際的な決済サービスを導入し、円滑な文化体験を提供している。効果は数字にも表れており、外国人観光客数は2023年の3千人余りから、25年1~9月には約9万人に増加した。

バレリーさんは「今回の経験は中国旅行への期待を完全に変えた。中国文化は歴史書の中の概念から、理解し、楽しみ、持ち帰ることのできる生活様式に変わった」と語った。(記者/段菁菁、劉梓漪)

【编辑:董丽娜】

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