中国湖南省で西周墓58基発見 百越文化ルーツ研究の物証に
2026-02-24 10:13:50 来源:新華社

対門咀墓地出土の銅鼎。(2025年8月31日撮影、汨羅=新華社配信)
中国湖南省文物考古研究院は、洞庭湖東岸の汨羅(べきら)市対門咀(たいもんそ)で墓地を発見し、墓を62基発掘したと明らかにした。内訳は商代後期が1基、西周時代が58基、宋代が2基、明清時代が1基。
墓地の発掘責任者を務めた湖南省文物考古研究院の韋星星(い・せいせい)館員によると、墓は規則的に配列され、32基から副葬品が見つかった。一部の墓から銅鼎(どうてい)が出土したほか、大部分の墓から工具や武器、身の回りの装飾品が見つかり、出土品は銅器、土器、玉器、水晶玦(けつ)など48点に上った。

対門咀墓地出土の墓。(2025年8月31日撮影、汨羅=新華社配信)
今回発掘した西周墓58基はいずれも細長い長方形の竪穴式土坑墓で、葬具はすべて独木棺だった。これは百越人(中国古代の長江以南の諸民族)の墓の特徴と一致しており、専門家によると、湖南地区で西周時代の越人墓地であることが明確に確認されたのは今回が初めてだという。
韋氏は、百越人は長江中・下流域で最も古い原住民であり、湖南では春秋時代に既に百越人が湘江、資水流域で生活を営み、独自の文化を築き上げていたと説明。「これまでの洞庭湖一帯の調査では、商代や東周時代の百越文化遺構は見つかっていたものの、西周時代の百越文化に関する手がかりはなく、歴史のミッシングリンク(失われた輪)になっていた」とし、対門咀西周墓地の発見がこの空白を埋めたと述べた。
対門咀西周墓地は、商代後期の百越文化から湘江、資水流域の東周時代の百越文化へとつながる考古学上の新発見であり、百越文化のルーツを探る研究に新たな物証をもたらし、現地の先住民文化の独立性と連続性を裏付けた。(記者/張格)
編集:董丽娜
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