中国四川省で江口沈銀博物館が一般公開 水没財宝伝説を実証した文化財

2026-03-10 14:30:37 来源:新華社

3日、江口沈銀博物館の外観。(眉山=新華社配信/呉暁)

​中国明代末期の古戦場、四川省眉山市彭山区の江口沈銀遺跡の岷江(みんこう)川底で見つかった文化財を収蔵、展示する江口沈銀博物館が8日、一般公開された。国内唯一の金銀器をテーマにした博物館で、第1期として7千点余りを展示している。

江口沈銀遺跡では、2017年~23年に行われた囲い堰を設けた計6回の考古学調査で遺物7万6千点(組)余りを発見。明代末期に四川省に割拠した農民反乱の指導者、張献忠(ちょう・けんちゅう)が合戦に敗れた際に大量の財物が川に沈んだとする「張献忠沈銀」伝説が事実であったことを証明した。遺跡は2017年度の全国十大考古新発見に選出されたほか、21年の「百年百大考古発見」にも選ばれた。

3日、江口沈銀博物館の内部。(眉山=新華社記者/薛晨)

江口沈銀博物館の展示品は、一つ一つが明王朝の栄枯盛衰を無言のうちに語りかけている。重さ1805グラムの長沙府「歳供王府」五十両金錠(きんじょう=金貨)、砕け散りながら奇跡的に復元された「蜀世子宝(しょくせいしほう)」金印などは、いずれも見る者の足を止めずにはおかない。解説員の趙麗賢(ちょう・れいけん)さんによると「蜀世子宝」金印は引き揚げ時に五つの破片に砕け、30メートルを超える範囲に散乱したが、考古調査隊員が半月かけてすべてを回収。復元の経緯そのものが考古学の伝説になったという。(記者/康錦謙、薛晨、余里)

3日、江口沈銀博物館で展示された五十両銀錠(ぎんじょう)。(眉山=新華社記者/薛晨)

3日、江口沈銀博物館で展示された金配飾(装飾品)。(眉山=新華社記者/薛晨)

3日、江口沈銀博物館で展示された虎紐「永昌大元帥」金印。重さは3キロを超える。(眉山=新華社記者/薛晨)

3日、江口沈銀博物館で展示された金梁冠。(眉山=新華社記者/薛晨)

編集:董丽娜

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